イチゴのチップバーンは代表的なカルシウム欠乏症であり、またカルシウムが不足することで果実が軟弱になり、肌が弱く傷つきやすくなります。
カルゲンは水に溶けやすく吸われやすいため、イチゴのカルシウム供給に最適の肥料です。
POINT
1土壌の適正pHは5.5~6.0 位の弱酸性を好む
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2水分管理の良否は栽培上(生育・果実の肥大・着色)、重要なポイントとなる
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3肥料の吸肥力が強く、カルシウムの要求量も大きく、特に生育中期~後期にかけてカルシウムの要求量は更に増大する
POINT
4カルシウムの効果でチップバーンの対策や食味(糖度)・鮮度保持に期待がもてる
チッソ N |
リン酸 P₂O₅ |
カリ K₂O |
カルシウム Ca |
マグネシウム Mg |
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3.1 | 1.1 | 4.1 | 2.6 | 0.9 |
施用方法 | 施用量 | 備考 | |
---|---|---|---|
元肥 | 全面土壌混和 | 3~5袋/10a | 定植前(他の肥料と同時施用) |
追肥1 | 畝間に施用 | 2袋/10a | マルチング前に施用 |
追肥2 | 土壌灌水・葉面散布 (ネオカル水和剤又は カルゲンβ液剤) |
土壌潅水:1~2 ㎏(ℓ)/10a 葉面散布:100~150ℓ/10a |
着色開始頃より10~14 日置きに 散布又は灌水 気温の上昇に伴い散布又は灌水の間隔を 7~10 日に狭める |
カルゲンはカルシウムとイオウが結びついた石膏(農業用石膏)を主原料に製造したカルシウム特殊肥料です。 土壌のpHを上昇させずに連用することで土壌を団粒化し、有効微生物の増殖を促進します。 カルゲンは、石灰類(炭酸カルシウム)に比べて約170倍水に溶けやすく、水溶性のカルシウム肥料として作物に吸収されやすい特性があり、作物の健全な成長に必要なカルシウムを補給するために最適です。特に窒素過剰による生育障害を軽減する拮抗作用も示します。