でき高V(L)=焼石膏(kg)×(0.37+W(混水量) / 100)
銘柄 項目 |
ハイストーン HLP型 |
ハイストーン N型・B型 |
ハイストーン KM型 |
特級 | A級 | B級 |
焼石膏量 (kg) |
1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 |
標準混水量 (%) |
30 | 42 | 50 | 62 | 72 | 76 |
水量 (ml) |
300 | 420 | 500 | 620 | 720 | 760 |
硬化体容積 (L) |
0.67 | 0.79 | 0.87 | 0.99 | 1.09 | 1.13 |
硬化体容積 (cm³) |
670 | 790 | 870 | 990 | 1090 | 1130 |
上記の内容を数式で表すと次の通りとなります。必要に応じて、各数値を当てはめ算出してください。
硬化体容積[L]=焼石膏量[kg]×(0.37+混水量[%]/100)
また、1L(1000cm3)の容積の硬化体を得るために必要な焼石膏の量は下表の通りです。
銘柄 項目 |
ハイストーン HLP型 |
ハイストーン N型・B型 |
ハイストーン KM型 |
特級 | A級 | B級 |
硬化体容積 (L) |
1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 |
硬化体容積 (cm³) |
1000 | 1000 | 1000 | 1000 | 1000 | 1000 |
標準混水量 (%) |
30 | 42 | 50 | 62 | 72 | 76 |
焼石膏量 (kg) |
1.49 | 1.27 | 1.15 | 1.01 | 0.92 | 0.88 |
水量 (ml) |
447 | 533 | 575 | 626 | 662 | 669 |
硬化体比重 (乾燥) |
1.77 | 1.50 | 1.36 | 1.20 | 1.09 | 1.04 |
上記の内容を数式で表すと次の通りとなります。
焼石膏量[kg]=硬化体容積[L]÷(0.37+混水量[%]/100)
石膏鋳型の乾燥方法は、石膏鋳造において最も大切な工程です。石膏は加熱すると次の反応式によって脱水されます。
CaSO4・2H2O+H2O↑蒸発→CaSO4・1/2H2O+3/2H2O↑蒸発→CaSO4
CaSO4・2H2O(二水石膏) H2O(付着水) CaSO4・½H2O(半水石膏) H2O(結晶水) CaSO4(無水石膏)
石膏鋳型の成型上、必要な付着水の乾燥過程です。凝結硬化した二水石膏が第一段階として半水石膏に、結晶水が脱水される過程です。半水石膏の結晶水が脱水され無水石膏になります。
このような石膏鋳型の脱水過程に合わせた温度で加熱乾燥することが望ましいです。乾燥の温度・時間については、乾燥炉の効率並びに鋳型の大きさ・厚み・形状によって一概には言えませんが、乾燥を時間かけて十分行なうことが必要です。急激に加熱すると反りや割れや表面剥離を生じます。また、乾燥が不十分な場合は、鋳造フカレや湯まわり不良を起こし、さらに鋳型中の残存化合水の水蒸気圧により割れることもあります。