シャキッとレタス!カルゲン効果!!
【レタス貯蔵性向上 収量増加 展示圃概要】
食卓に欠かせない野菜の一つ、レタス。 シャキッとした食感がサラダ料理にぴったりです。 カルゲンを使う事により、更にシャキッとしたレタスになります。
一般的なレタスのデータ |
レタス栽培時期表
レタス栽培特性
①冷涼な気候を好み、栽培適温は15~22℃、生育の前半期は低温によく耐え、-5℃ぐらいに下がっても枯死するようなことはありませんが、結球に入ると凍害を受けやすいので注意しましょう!!
②暑さには弱く、27℃以上になると正常な結球はせず、腐敗株が多くなるので注意しましょう!!
③高温、長日下に播種すると、とう立ちしやすいので、夏播きは播き時を誤らないように品種特性にあった栽培を心がけましょう!!
当展示圃でのカルゲン施用内容(当社推奨基準による)
レタスには色々な作型がありますが、今回調査を行った作型は、
『マリオン』 : 9月に播種し、黒マルチ トンネル栽培を行い、翌2月収穫
『コンスタント』:10月に播種し、黒マルチ トンネル栽培を行い、翌4月収穫
の2種類となっています。
この作型は、稲刈り後の圃場にカルゲンや栽培基準に適応した 肥料 土づくり資材を施した後、整地 畝立てを行い、 定植前に黒マルチで畝全面を覆い、 黒マルチに植え穴を開けて定植を行う方法です。 1作目の植え跡の間に2作目の苗を定植します。 1作目の定植前(黒マルチを敷く前)に施肥しておかないと 施肥できなくなるため、一発型のコーティング肥料が施用されています。 |
レタスは、ガチガチに結球してしまうと、品質が著しく低下するため、 フワッと優しく結球させることが重要です。 |
※黒マルチトンネル栽培
地温の上昇(維持)、雑草防除を主たる目的に畝を黒いビニールで覆い、 なお且つ厳寒の温度低下を防ぐため畝全体をビニールで覆い、 トンネル内部の空気を暖め、温室状態を作る栽培方法 |
※一発型コーティング肥料
肥料には、植え付け前後に施す元肥と、生育途中に施す追肥があります。
しかし、近年省力化や作業性が重要視され、施肥を一度行うだけで収穫まで肥料を施す必要のない、
一発型コーティング肥料が広く使われています。
これは、肥料粒子に特殊なコーティングが施されており、積算温度や水分状態により、作物の生育に応じ、
必要な時期に必要な成分が溶解し肥効が現れます。
今回の調査につきましては、
『コンスタント』2作目(元肥:カルゲン2袋 追肥:ネオカル水和剤1000倍液 2回葉面散布)
連続20球実測調査を行い、全重、球回りの平均値に一番近いものを選択、分析しています。
分析結果考察
たんぱく質、脂質、炭水化物、カルシウム全ての項目において、カルゲン栽培区の方が優れており、特にカルシウム含有量については、2.6mg/100gもの大差となりました。
これは、カルゲンの主成分であるカルシウムがレタスに充分に吸収された証しです。
また、レタスは、その大半が生食(サラダ等)として消費されるため、シャキシャキとした食感が重要です。 カルシウムの豊富なレタスは、葉肉が厚く葉肉内の細胞組織が緻密になるため、シャキシャキ感が持続します。
また、カルゲン栽培区連続20球の実測調査では、全重平均1,113g 外葉を取り除いた製品重量平均は730g、球周り平均545㎜で、市場性の高いサイズとなりました。